家財等のカビ被害が増えています。カビアレルギーの原因にもなりますので、今回はそのポイントについてお知らせします。
ポイント①長時間生活するお部屋のカビは要注意:使用時間が短い風呂場などのカビを気にするよりも、寝室や居間など、長時間生活しているお部屋が健康被害においては要注意。写真は子供部屋の本棚で使用されていたカラーボックスです。こうなるといくら拭いてもカビは発生しますので廃棄させて頂きました。花粉症の様な症状がある場合には、カビアレルギーの恐れも考えられますので、エアコンの内部、カーテンの下、フローリングと絨毯の間などは特にチェックしてみて下さい。
ポイント②環境が揃えばカビは何度も繁殖する:カビが好むのは・温度25℃〜27℃・湿度65〜95%・酸素がある状態です。これを見て分かるの通り、カビにとって今の季節(秋春)が一番心地よく、よってカビのトラブルも多く発生しています。また、この環境がそろえばカビは何度でも繁殖します。取り除いたからと言って安心せず、換気をするなど環境そのものを改善してゆく必要があります。
ポイント③アルコール製剤の手指以外の使用は要注意:コロナ対策除菌で手指用アルコール製剤を使用しているご家庭も多いと思います。これには手荒れ防止等の目的で様々な添加剤が配合されています。実はアルコール以外の添加剤はカビの温床となり易いため、家財の拭き上げ(おもちゃなど)、には使用しない方が良いでしょう。
カビは生物にとって無くてはならない存在ですが、過剰にあると問題を引き起こす場合もあります。だからこそ定期的なチェックを心がけて行きましょう。