今、スタッフと一対一で面談を行っている。
「〇〇が悪い」「こうして欲しい」──様々な要望や意見、時には愚痴のような言葉が飛び交う。
そんな中で多いのは、他人ではなく自分を責めてしまう声だ。
「自分がもっと頑張ればよかったのに」「自分が至らなかったから」……。
実は私自身も、かつてはよくそうやって自分を責めていた。
最近は少なくなったとはいえ、ふと「ああ、また自分を叱っているな」と気づくことがある。
そんなときに効果的なのが「マジックワード」だ。
心を転換して自己を肯定する言葉。
それが「意外と自分は」という枕詞である。
「意外と自分は頑張ってきた」
「意外と自分は人に支えられてきた」
「意外と自分は続けてこられた」
そうやって言葉にしてみると、不思議と気持ちが和らいでいく。
少しだけ胸がひらけて、人に対しても優しくなれる。
完璧を目指すよりも、まずは「意外と自分は大丈夫」と認めてみる。
それだけで心は少し軽くなり、人との関わり方も自然と前向きになっていくのだ。