南は大阪、北は青森。
そして講師の先生は金沢から。
整理収納アドバイザーフォーラムin東北は、まさに「全国各地から、鶴岡へ」という言葉がぴったりのイベントになった。
無事に終了した今、これからは動画配信用の編集作業が始まる。
ここからが、もうひと山。
今回のフォーラムで表立ってはいないけれど、掲げていた大きなテーマは――「命を守る」。
整理収納という行為が、防災や災害時の安全にどうつながるか。
能登地震以前の取り組みと、これから地域で何ができるか。
それらを丁寧に見つめなおす時間だった。
人と人とのつながり、地域の力、そして“今を生きる”ということ。
それはすべて、命を守るという目的のもとにある。
決して特別な人だけがやることじゃなくて、
それぞれの暮らしの中にこそ、備えと気づきがある。
講師が仰った、心に残った言葉がある。
「早く行きたいなら一人で行け。遠くまで行きたいなら皆んなで行け」
アフリカの諺らしい。
これまで私は、一人で突っ走ってしまう場面も多かった。
でも今回のフォーラムは、まさに“皆んなで行く”という実感に満ちていた。
講師も、参加者も、関係者も、そして何より、運営スタッフのみんな。
あの人たちがいなければ、このフォーラムは成立しなかった。
走って、支えて、気を配って、笑って、考えて。
そのすべてが、「命を守る」というテーマに、静かに力を与えていたと思う。
この場を借りて、心からのありがとうを。