ここ2年ほど、どうも寝付きが悪い日が続いていました。特に「明日は早起きしなきゃ」と思えば思うほど、逆にプレッシャーになってしまって眠れない。あれこれ考えてしまい、時計を見ては焦るばかり。市販の睡眠改善薬なども試してみましたが、期待したほどの効果は得られませんでした。
そんなある日、ふと思いついたんです。「ゆっくり寝たいなら、二度寝をやめよう」と。
それまでは、寝付きが悪いから朝もスッキリ起きられず、布団の中でだらだらと過ごすことが多くなっていました。結果、生活リズムも乱れがちになり、夜になっても目が冴えてしまうという悪循環。
そこで、眠くてもまずは思い切ってスカッと起きることに決めました。二度寝したくなる気持ちはわかりますが、ぐっとこらえて一度で起きる。最初はなかなか大変でしたが、習慣になってくると、朝の時間が気持ちよく感じられるようになり、自然と夜も眠れるようになってきました。
早起きして体を動かしたり、朝日を浴びたりすると、心と体のリズムが整ってきます。すると不思議なことに、夜にはちょうどいい眠気が訪れるようになるのです。
結局、寝付きの悪さをなんとかしようと薬に頼ったり、寝る前の工夫をいろいろ試すよりも、朝の過ごし方を見直すほうが、私には効果的だったようです。
眠れない夜をどうにかしたい方にこそ、「まず朝しっかり起きる」を試してみてほしいと思います。
寝られないから朝起きられないのではなく、「朝起きないから夜眠れない」こともあるのだと、身をもって感じたこの2年間でした。