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527/1000 知らない人の結婚式に行ったら、まっこと面白かった件 

527/1000 知らない人の結婚式に行ったら、まっこと面白かった件 

今日は、娘のバレーボール部の大会。

我がチームは昨日で敗退している。正直、今朝は重い足取りだった。「他人の結婚式」に出席しているような、心ここにあらずの、そんな一日になるはずだった。試合とは無関係な立場で、ただ時間だけが過ぎていくのだろうと。


ところが、会場に入った瞬間に、私の心は不思議と動き始めた。

白いロングTシャツに身を包み、颯爽とコートに現れたチーム。どのチームも地味な運動着に身を固めるなかで、そこだけがまるで光を放っているように見えた。練習の様子も独特だった。早々に練習を切り上げ、ゆったりとコートを広く使い、ペアでリズムを刻む。コーチも選手たちも、どこか余裕すら漂わせていた。


「このチーム、もしかして……」

そんな直感に突き動かされ、私はコーヒーを片手に、いつの間にかその陣地に溶け込んでいた。推理小説を鞄に忍ばせてきたけれど、読む暇なんてない。気付けば、視線も心も、彼女たちに釘付けだった。


試合が始まる。

出だしは苦しい。失点が続き、何度もタイムを取る。それでも、選手たちは決して下を向かない。点差は開く一方なのに、不思議と、希望の火が消えない。監督は冷静に試合を見つめ、スマホでストレス指数を確認して苦笑いする。その姿に、思わずこちらも肩の力が抜けた。


じわじわと点差は縮まるものの、結局、準々決勝敗退。

試合後、選手たちは黙って横断幕を外していた。その背中に、悔しさと、でもやり切ったという誇りがにじんでいた。胸がぎゅっと締めつけられる。


こんなにも胸を熱くする試合を、私は今日、目撃した。

朝感じた「つまらなさ」なんて、もうどこにもない。

むしろ、最高の日曜日。

私はまたきっと、バレーボールに魅了される日が来るだろう。

そう思えた一日だった。