先輩から、日本は失敗をとっても嫌う国、失敗した者を笑う国、それを許さない国だって教えてもらいました。それで、失敗とは「敗れるを失くす」と書き、失敗しなければ失敗を無くすことはできないとも教えて頂きました。
私もとにかく失敗できないタチの人間で、だから若い頃は結構引きこもってました。引きこもっていると失敗しなくて済みますから。まあ今でもそれが無くなったわけではなくて、たっくさんそういうところがあるのですが、大人になって、やはり一歩踏み出すという勇気が人生を開くことも経験から分かってきた事でもあります。
これは、父の後を継いで経営者になったからでしょう。これがなかったら引きこもりの人生、宝の持ち腐れ人生になったいたなって思うのです。意外と自分の持っている宝物には気がつかないもので、「イヤイヤ、自分の足で歩けるよ」とか「結構イケメンだったかも」とか「背も高かった」など、そんな普通に持っていた宝物ってたっくさんあって、それに気づかずに出し惜しみ、宝の持ち腐れさせちゃう。
自分という宝物を生かすにはやっぱり失敗というかトライ&エラーが必要。日本ではトライ&エラーには思い切ってやろうというニュアンスがありますが、外国では普段使いだそうで、歯磨きみたいに日常の中にあるそうです。
色々やってみて試してみて、批判されることもあるけど、一番大切なことは何か。これを見失わなければそれでいい、自分を信じて自分の舵は自分で握る。必死こいてやっていることがいつの間にか普通、楽勝に変わっている。
だからやっぱり自分の信じた一歩、勇気を持って歩もうって思うんです。