信頼できる廃棄物処理許認可と実績
お片付け・ゴミ処理・買取 一括受付
鶴岡市・酒田市で家財整理・遺品整理・特殊清掃をお届けするお片付けのプロ集団 アンカーズ

電話受付:8:00〜17:00 定休日: 日・祝

  1. 毎日ブログ
  2. 29/1000 人生を思いっきり俯瞰してみれる本
 

29/1000 人生を思いっきり俯瞰してみれる本

29/1000 人生を思いっきり俯瞰してみれる本
 ずっと手元に置いておきたくなる本ってありますが、そんな本と出会いました。それは ひすいこたろう×SHOGEN著:今日誰のために生きる?〜アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語〜です。友人から紹介されて手にとったのですが、読んでいて前にも読んだことがあるようななんだか懐かしさを感じさせる本でした。
 冒頭、江戸時代の日本人について記されているのですが、江戸時代末期、海外からやってきた外国人達は【日本人は幸せで満足している】【町中に上機嫌な様子がゆきわたっている】【顔がいきいきしている】と口々に言ったそうです。
 その時代よりスーパー豊かになった今の日本にそんな多幸感ってあるのでしょうか。たまに不意に撮られた自分の写真を見て、こんなつまらなそうな顔をしているのかとびっくりすることがありますが、自分も含め不機嫌そうな顔が大多数を占め、ニコニコしていたら大丈夫?なんて心配されたりするような世の中になってしまっています。
 作中、舞台となったタンザニアのブンジュという村の村長は「歓喜して自分らしく生きてほしいと決めてほしい。周りにそういう人がどれだけいるかで、人生は決まるよ」と言います。自分らしくとは「自分の喜びにどこまでも寄り添い、その喜びを素直に表現して生きる。それが歓喜する人間です。自分の喜びを生きていく時、人は自然に自分らしくなっていきます。」と記している。タイトルの誰のためにというのは、ここにつながっているのですが、いいね〜この言葉。うまく言えないけど「じわーん」とします。
 私が保育園だったかその頃、家に「やなせたかし作:やさしいライオン」の朗読レコードがあって、母がよくそれを聴かせてくれました。なんかその時に感じた「じわーん」という感情、読んでいてそれが蘇ってきたんです。それが懐かしさを感じさせるのか分かりませんが、アフリカの大地を大空から眺めるような、人生を思いっきり俯瞰できるこちらの本、多くの人に手にとって欲しい素晴らしい本です。