「人生には何度もワンチャンがある。」これは、1300年前に編纂された万葉集を現代の若者言葉や絶妙な奈良弁に超訳した「愛するよりも愛されたい(万葉社)」の筆者佐々木良さんの言葉です(読売新聞メディア局)。この本最高で、例えば舎人皇子(とねりのみこと)の御歌「ますらおや 片恋せむと 嘆けども 醜(しこ)のますらを なほ恋にけり」が佐々木の超訳では「イケメンの俺が片想いなんかするかよw っていってたけど したわwww」となります。ね最高でしょ。
大阪市出身の佐々木さんは美術系のライターをしていたのですがコロナで仕事が激減し、国からの給付金10万円を元手に自身の出版社である万葉社を設立、この超訳本を出版しました。しかし誰にも相手にされなかったため、自身の結婚式の引き出物で配ったりネットで販売したのだそうです。
そこから火がついて、今では9万部以上も出版されるベストセラーにまでなりました。万葉集の原文にはちょっと興味が持てないのですが、1,300年前の万葉の人々の言葉が現代の若者言葉に超訳されると、めちゃくちゃ伝わるし、読んでいると子供たちと話しているような感じがしてほっこりします。
夢って私は絶対叶うと信じています。必ず叶います。で、そこまでにどうやって行くのかってところがポイントなんだけれど、そのポイントというのはどれだけ人を巻き込めるかっていうこと。ですよね。
この本を手にしたら、面白くって人に教えたくなるもの。この時点でもう巻き込まれている。きっと佐々木さん、最高にワクワクしてこの本を作ってる。佐々木さんのワクワクがフリーズドライされている。大変な時期だったかもしれないけど、売れようとか何者かになってやろうなんて考えていない。この純粋なワクワク、これって夢を叶える魔法なんだよな〜と思う。
私も今、大きな大きな夢を持ってます。私の人生史上最大にデカイです。だからいっぱいいっぱい巻き込む人が必要。そして巻き込んで行けるだけの大きなワクワクが僕の中にはある。てことはやっぱり叶っちゃうな〜。どんな夢かはお楽しみということでw。