家族でも会社の仲間でも、短所って人それぞれにあると思います。その短所にばかり目を向けていると、なんだかその人の存在までが疎ましくなってしまったりします。反対に長所というのはやはりそれぞれにあるのですが、自然と見つけやすいのは短所ではないでしょうか。それで長所とか助けられた事なんかはすぐ忘れてしまい、短所や嫌な事をされたことばかりが目に付く。なんでなんでしょうかね。
「禍福は糾える縄の如し」ちょっと意味合いは違いますが、縄の如く人間の良い面悪い面は表裏になっているとも言えます。だからちょっとした事で人の評価なんかは変わってしまう。
昨年二十数年ぶりにプロ野球日本一に輝いたオリックス。チームを率いた中嶋監督は、選手の長所を徹底的に伸ばすことを方針に掲げコーチ陣に指導を求めたと言われています。そのことだけで日本一を取れたのではないとは思うのですが、やはり短所には簡単に目が行き長所が軽んじられると言うのはプロ野球界においても多くある事柄なのでしょう。
例えばミスしていつも言い訳ばかり言う人がいたりましす。あまり気持ちのいい対応ではないのですが、そこにあるものといえば、相手から失望されたくない・信頼を失くしたくない、そんな自己を正当化する気持ちの表れです。
当人には、その正当化する自分と向き合ってもらうことが大切ですし、支える仲間としては、そこにどんな長所が隠れているのかを探すチャンスなのかも知れません。
私も長所探し、職場で家庭でやってみます!