最近の若者、Z世代とも言われますが、これまでとは価値観が大きく違うとメディアなどでも取り上げられております。例を挙げれば、多様性を大切にする・環境問題に関心がある・現実主義・競争が嫌い・ジェンダーレス・ワークライフバランスを重視する・資格取得・パラレルキャリアに関心が高い・企業に対して社会問題への取り組みを求めるなどがあります。
私は昭和52年生まれのX世代、Z世代の親世代に当たります。X世代は団塊の世代ジュニアでデジタルネイディブといった所には無い世代ですから、情報収集などもZ世代よりアナログですし、違っているのかもしれませんが、個人的にはZ世代の価値観には共感できる部分が多いと感じます。ただX世代においては本音と立前というのがちょっと強い様にも思いますので、「そんなキレイ事ばかりでは解決できないだろう」などという言葉がふと出そうになってしまうこともあります。
とは言え、社会貢献や環境問題への関心をキレイ事に終わらせず、真摯に取り組んで行こうというZ世代の姿勢は、私たち大人世代も見習い、一緒に推進する時代へと変化したタイミングであると言っていいでしょう。
いつの時代も若者は刺激を求めるモノです。ホラーというのも、若者が好きなコンテンツと言っていいのでは無いでしょうか、そのホラーをZ世代がビジネスとして取り組むとどうなるのか、そこにも社会貢献が紐付いてくるんですね。シャッター商店街を活用してお化け屋敷をプロデュースしたり、過疎地にゾンビタレントを派遣して地方の活性化に繋げたり、ただ楽しいだけじゃなく本気で社会貢献を組み込んでいるんですね。本当に素晴らしいと感じました。
X世代にとって社会貢献というのは本音としてありました。しかし本気で取り組めていたかと言えば、そうでは無かったでしょう。これからの時代、本気で社会貢献をして行っていいんだな、そんな時代になったんだな、なんて考えるとものすごくワクワクするのは私だけでしょうか。ホラーで社会貢献ができる柔らかい頭を私も見習って、環境で社会貢献、当たり前にすごい事がどんどんできそうです。