本日は来週から作業に入ります、不法投棄現場の作業打ち合わせを現場にて行って参りました。不法投棄というのは未だにあるのですが、最近投棄されたであろう案件は随分少なくなりました。近年対応している不法投棄案件はそのほとんどが、20年以上前に投棄されたであろうゴミが、道路工事などの際に発見されたりするケースが多いように感じます。
それは製造年や賞味期限の日付によって知ることができるのですが、この商品初めて見たとか現在は見かけない商品があったりなど、ゴミにも歴史を感じますね。ゴミに対する社会的な認識の変化、モラルの向上が近年投棄される不法投棄件数の減少に繋がっているのだと思います。
ゴミ処理の歴史を紐解いてみると、ゴミの処理に費用が掛かるということが一般化したのは、企業は別として一般家庭においてはここ20年ぐらいなのではないかと私は感じます。
それまでは、ゴミというのは家の裏とか畑とかで燃やすものだというのが、こちら庄内では当たり前だったと思います。実際、「ゴミなんかゴミステーションに出した事ない」と豪語するお爺ちゃんなんかも多くいらっしゃいましたから。
実は私、26歳でこの廃棄物処理の世界に飛び込みまして、来年で20年になるんです。だからゴミを通じての時代の変化を痛切に感じて来たんですね。
更に「これからはあなたたちの時代だ」この言葉は20年前の当時からずっと言われて来たのですが、SDGsしかり気候変動しかり最近この言葉が現実味を帯びて来たなと思えるほど世界は変化していると感じます。
その期待に応えられるよう、頑張らないと。私たちにとっても次の20年が勝負の時代となるのです。