毎年この時期になるときまって粗大ゴミ収集のご依頼を頂くお客様がいらっしゃっいます。もう5年以上に渡ってご依頼いただいているでしょうか。
これは大変ありがたいお話なのですが、お片付けのプロからしてもこのじっくり取り組むお片付けの進め方は最善策では無いかと思います。こちらのご依頼者様のケースでは、ご実家(空き家)の整理なのですが、蔵などもあり大変大きなお屋敷です。これを一人で片付ける必要があるという事なのですが、長年住んで居ない実家というのは中に何があるのか全く分かりません。大事なモノもあるでしょうし、思い出深いモノもあるでしょう。資産として価値のあるモノもあるケースも多いです(先日は金歯なんかも出てきておりました。)。
ですから、状況が許すのであればじっくりそれらのモノと向き合ってお片付けをするのが理想的です。しかし、特にご実家などでは思い出が蘇ってくるので手を付けられなかったり、片付ける事に寂しさを感じてしまったりという方も多く、そういった事もあって、私たちアンカーズに丸ごとご依頼をされるお客様もいらっしゃいます。
私たちはどの様なケースにおいても最善のお片付けの提案をさせて頂きますが、気持ち的な面でも費用の面でも、物を活用するという面でもやはり時間をかけてモノと向き合い、こころの整理も一緒に進めて行くというのが理想ですね。家は家族の歴史そのものですから。