先日、当地庄内地方上空にブルーインパルスがやってきました。庄内空港開港30周年のイベントです。当日は老若男女総出で大空を眺め、興奮しましたねー。感動しました。いつか自動車を運転するみたいに、飛行機を運転できたらなーと空想してしまうのですが、そんな未来もそこまできているのかもしれませんね。
昨日先輩と久々にお会いした所、腕に巻かれた一本のパイロットウォッチに釘付けになりました。「先輩そのナビタイマー(時計)は!」「ん?キミ時計好きだったの?」。
見れば、1960年代製造と思しきブライトリングナビタイマー。ブライトリングの時計は空軍からのオーダーを受けるなど「腕に装備する計器」と言われるほど、ファッション性より実用性を重んじたモデルが多く、中でも航空用の回転計算尺を備えたナビタイマーは、パイロットウォッチのアイコンとも言える存在では無いでしょうか。
現在でもナビタイマーはアップデートされながら同じく機械式(ゼンマイ式)のモデルが販売されております。しかし、もはや腕時計で飛行速度や燃料の計算などする必要はなく、まして丘で使う我々にとっては完璧にファッションの中でのアイテムとなってしまっている感があります。
だからこそ、この60年以上前にパイロットの求めに応じてデザインされたのだろうこのモデルには、特別なロマンを感じるんですね。先輩はご自身でオーバーホールまでされてらっしゃるという事でしたが、こうやって、モノがストーリーと共に大切に使われ続けるというのは、大変素晴らしいことだとまたまた感動してしまいました。