本日は故秋山師匠の息子さんである滋君が来社して下さいました。秋山師匠は経営者としてのいろはを、私に訓えて下さった恩人です。師匠といると本当に楽しくて、いつも新しい発見を下さる方でした。
滋君とは私が7つ年上、少し先輩の経営者として師匠から学んだ事をお伝えさせて頂いた所でございます。師匠大丈夫でしたでしょうか?
親子、特に父と子の関係というのは、ライバルであり先輩であり何なのでしょうか。手本でもあり、悪い見本にもなる時がある。そんな間柄でしょうか。偉大な父の姿を見逃しているという事もあり、そんな姿を他者から教えて頂くという事も多いです。
私と父との関係でいうと、東日本大震災の時、父は、塩釜港のすぐ側に住む兄(私から見ると叔父)の家まで、発災後間も無く乗用車で駆け付けたことがありました。まだ道も通れるか分からない、どんな状況か分からないそんな時にです。私は却って迷惑になるのでは?などと考え何も行動をしていなかったのですが、そんな姿を見て、父が行けたんだから俺も行けるだろうと、仙台の友人宅まで物資を届けに行ったことがありました。
「父が行けたのだから、私も行ける」。この様な感情を持てたことが何か自分の中で誇らしく、その後大きな自信となって今も心の中にあります。
先の見えない人生・経営、その中でヘッドライトとなるのは、先人の訓えであり、一番近くでその行動を示してくれた父であり家族なのだと思います。家族の背中って大切ですね。