クラシック音楽っていうのは、これまでほとんど聴くことがありませんでした。しかし最近聴いています。それもチャイコフスキー。なぜ急にチャイコフスキーなのかと言うと、彼のパトロンであり、最大の理解者であった大富豪の未亡人、メック夫人との関係にまつわるストーリーを知ってしまったからなのです。
「交響曲第四番」と言うのはチャイコフスキーがメック夫人に捧げたラブソングと言われています。氏とメック夫人は頻繁に手紙のやり取りしており、その数なんと1200通、14年間に及び、その親密さが伺えます。
しかし、注目すべきは二人には固い約束があって、それは「絶対に会わない」というものだったそうなのです。つまり手紙のやり取りだけだったという事なんですね。ドラマチックですね〜。
没後128年、その時の感情がフリーズドライされているであろう楽曲達に耳を傾けるのも、芸術の秋感が高まります。
知れば知るほど愉しみは拡がる。モノに歴史あり。秋のチャイコフスキーオススメです。