そうです、他者をダイエットに巻き込むのは、とっても難しい。それは身体は、他者のモノだから。ではお片づけで他者を巻き込む場合はどうか。注意しなければならない点は、お片づけでは【他者の所有物を自分の物の様に扱うことができる事】です。「これずっと使って無かったから捨てておいたね。」という様に、他者の所有物を自分の価値観で勝手に捨てたり出来てしまうのです。これは巻き込んだとは言いません。勝手に自分の価値観や目的を押し付け、実力を行使しただけです。だから当然上手く行きません。
ではどうすると良いか。【①相手を観察する。】何が好きで、どんなことに興味があって、どんな暮らしをしている?どんなことに困っている?。しばらく観察してみると、「近所のスーパーが撤退して、たまに行く買い物で必要以上に買っちゃうんだ」とか、「DMのカタログ等がたくさん送られてくるから玄関先がこうなるんだ」など、原因が見えて来ます。その上で【②相手の話を聴く】「うんうんそうなんだね。わかるわかる」「なるほど、大変だったねー」。この辺りから、相手の反応は大きく変わってくるはず。こちらの話にも耳を傾けてくれるでしょう。そして【③目的の提案】です。「これだと、躓いて危ないから、玄関からここまでは少し片づけてみようか」「大事な物が分からなくなるから、ベッド回りだけ少し整理してみようか」そんな小さな目的と小さなお片づけの提案をして行きます。
これは、私が現場で行っていることです。みんな話がしたいし、聴いてもらいたい。好きでそうしているのではないのです。だから【観察と傾聴】心がけてみて下さい。それでは、次のステップについてはまた後日お伝えしましょう。