ダイエットとお片づけは豊かな時代が生んだ双生児。昨日のブログではその共通点と目的の重要性についてお知らせしました。ただこの目的を、他人に押し付けてしまうという場合もあります。私も現場で度々遭遇して参りましたが、実家の片づけや、家庭内での片づけなど、夫婦間・親子間で繰り広げられる片づけを巡る対立です。これは価値観の相違による対立と言っても良いかもしれません。
目的は大切ですが、自分以外のモノの片づけを進める上で、これを共有するのではなく、「こんなもの取っておいてどうするの?」「私が困るんだからね!」「恥ずかしい!」などと価値観を押し付けらてしまうと、受け取り手は、怖い・辛い・怒り・悲しみそんな負の感情を抱き、自分の殻に閉じこもってしまうでしょう。
どうやったら目的の共有が実現されるのか。これもダイエットで考えると分かりやすいかもしれません。それでは良好な関係のパートナーにダイエットをしてもらいたい!という例で考えてみます。まずは自身がダイエットを行い、そのメリットや感動を思う存分に感じ、二人とも健康で色々な所に行きたいね。美味しいものも一緒に楽しみたいね。など、ダイエットのその先にある真の目的について語り掛けます。この真の目的の共有を図った上で、勇気づけ、励ましあって、一緒に進めて行ったとしたら、実現されそうですよね。
では、なぜこれほど丁寧に進める必要があるのか…。それはパートナーの身体は私のモノではなく、パートナーのモノだから。そして当然、パートナー自身の行動でしか、ダイエットはなされないから。
それがお片づけだと、他者の所有物も自分の物の様に扱う事ができる。そこに大きな落とし穴があったのです。part2に続く