そして始まったお片付けのプロ集団アンカーズ。しかし【遺品整理やります】【整理収納やります】と掲げても、その様なご依頼は全くありません。あるのはこれまで通りの、不動産残置物整理のお仕事。しかし私たちは、来る遺品整理や整理収納が仕事になる時代を見据えて、不動産残置物整理の仕事からノウハウとなるものをつかみ取って行きました。
また、我々の考え方として、遺品整理は最終手段であり、孤独死はこれからの人生の結末としてはある意味普通の出来事となって行くだろう。大切なのは、今をどう生きるか、これからをどう生きるかである。これを、整理の力でサポートできるのではないかとの想いがありました。
そんな想いを方々で語っていた時、行政書士の先生から、「エンディングノートについてのセミナーを開催するのだけど、片づけの視点で何か語って欲しい」というお話を頂きました。それが2014年7月のお話、タイトルは「お片付けは元気なうちに」。対象はデイサービスに通所する方のご家族向けで、90分のお時間を頂きました。この時初めてアンカーズと終活が結び付いたのです。
この「お片付けは元気なうちに」講座、いまだに人気のテーマとなっており、その後同タイトルで30講演以上開催させて頂いております。