コレクター・マニア・エンスー、趣味の世界のこだわりは興味のない人間にとってなかなか理解できないものがあります。遺品整理でお見掛けする趣味の世界は、男性であれば、カメラ・オーディオが多く、女性では、食器・鍋類ですね。やはり男性のこだわり方は半端では無いようです。
中でもこだわりの究極系としてオーディオ(スピーカーやアンプ等)を自作していた方(100%男性)もかなりいらっしゃいます。自作スピーカーは大型で、2ドア冷蔵庫ぐらいの物が多いですね。これを「お父さんの作ったスピーカー、申し訳ないけど大きくて邪魔なのよね〜」とゴミに出す前に、一度Webで調べて見てください。ケース(外装)は自作でも、スピーカーユニットは部品として価値がある場合があります。品番やメーカーが読み取れるようでしたら、検索ワードに入れて調べる。自作するぐらいですから、そのユニットは価値ある品の可能性が高いのです。アンプでも真空管に価値があったり、カメラであればレンズに価値があったり…。
遺品整理も後半になってくると、疲れ・勢いでどんどん【捨てる】に分類される物が多くなります。そんな時は、生前交わした故人との会話やエピソードを思い出しながら、価値あるモノと向き合って行きましょう。