山形県が三世代同居率№1というのは有名な話ですが、近年では人口減少にも関わらず世帯数が増加しており、この事からも核家族化の進行具合が伺えます。
遺品整理の現場では、核家族化による弊害と言って良いと思いますが、遺品の価値が良く分からないことで、価値有るモノが捨てられてしまう!安く買い叩かれてしまう!という事態が発生しております。
ご自身の遺品整理は、どうやっても自分で行う事が出来ません。ご遺族が遺品整理を行っているのを、ただ天国から見守るしかないのです。「あ〜それは凄く価値があるのに〜」何て天国から言ってもあとの祭り。
遺す側・遺される側双方に私がお伝えしたいのは、「ちゃんとコミュニケーションとってる?」ということです。故人が苦労して収集したコレクションも、その価値が分からなければゴミと化してしまいます。そうならない為にも、しっかりコミュニケーション!最低限、購入金額や価値について伝えておく・伺っておくことが大切です。
互いにコミュニケーションを意識してみると、意外と知らない自身のルーツ、地域の歴史、懐かしのレシピ等、貴重な記憶が蘇り、新しい発見があるはず。金銭的な「お宝」以上に、たくさんの「得るモノ・頂けるモノ」があるのではないでしょうか。