「健康の為なら死んでもいい」なんてシュールな名言?もありますが、モノの整理も度が過ぎると弊害が生じる場合があります。お片付け猛進中の奥様の隣で、「もう勘弁して〜」と迷惑顔のご家族。親の家の片づけだ!断捨離だ!と、娘さんが乗り込んで行って、「お母さん、こんなのもういらないでしょう」の家宅捜索的押収劇。講座時や、ゴミ収集の現場で、そんなシーンを散々見てきました。
「同意無き整理はエゴである!」身に染みて感じます。自分では善であると信じて疑わなくとも、人とモノとの関係は第三者からは見えない場合が多いのです。それを無視して捨ててしまったりすると、もう同意は得られないでしょう。
その同意を得るために必要となってくるのが、「何のために?」つまり目的です。
モノの整理は素晴らしい行為です。でも、家族や会社の中で進める時には、一度立ち止まって、「何のために?」について考えてみましょう。もし上手く行っていないとしたら、目的が共有できていないのかもしれません。
「子供達が、健康に成長できるように」「お母さんが、安全に暮らせて長生きできるように」「次に使う人が気持ち良い様に」その目的達成の手段に、あなたの進めている整理がマッチしているのか、見直してみて下さい。
動きがとまったら腐る。「同意無き整理はエゴである!」整理の目的を今一度確認して周りを巻き込んで行きましょう!
写真は個人的な合意の下に行われた、小林個人の引出し【形跡管理】収納でした。