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764/1000 今を知ろうとする関係 

764/1000 今を知ろうとする関係 

今を知ろうとする、ということ

先日、子育て雑誌で「夫婦仲良くすること」について書かれた文章を読んだ。

相手を知ること。

喜ばせること。

心から応援すること。

どれも正しくて、やさしい言葉だ。

けれど、読み進めるうちに、

ふと別の関係が頭に浮かんだ。

それは、社員との関係だった。

夫婦と社員、意外と似ている

夫婦も、社員との関係も、

長い時間を共有し、簡単には切れない。

期待があり、感情が溜まり、

良かれと思った言葉が、裏目に出ることもある。

構造としては、驚くほど似ている。

仲良くしようとした瞬間に、少し歪む

夫婦仲良く。

職場の雰囲気を良く。

どちらも大切なことだけれど、

「仲良くしよう」と意識した瞬間に、

関係はどこか不自然になることがある。

仲良くすることは、目的ではなく結果だ。

社員に対しても同じだと思う。

分かり合おうと力を入れすぎると、

期待が生まれ、失望が生まれる。

応援とは、邪魔をしないこと

記事の中では「応援する」という言葉が何度も出てくる。

けれど応援とは、

必ずしも何かをしてあげることではない。

口を出さない。

先回りしない。

回収しすぎない。

余白を残すこと。

それも立派な応援だ。

職場は、成果の前に「回復の場」

家庭が安心の場であるように、

職場もまた、安心できる場所であってほしい。

安心とは、甘さではない。

失敗しても人格まで否定されないこと。

人は、安心できる場所でしか、

本当の意味で挑戦できない。

これは夫婦も、社員も同じだ。

巡り巡って返ってくる、を期待しない

「自分の行いは、巡り巡って自分に返ってくる」

きっと、それは本当だ。

ただ、社員との関係では、

返ってこないことのほうが多い。

返ってきたらラッキー。

返ってこなくても、それでいい。

そう思える距離感が、

長く続けるためには必要だと思う。

今を知ろうとする

この文章の中で、

一番ハッとした言葉がある。

「今を知ろうとする」

過去でもなく、

未来でもなく、

評価でもない。

いま、この人はどんな状態なのか。

余裕があるのか、ないのか。

力を出せる位置にいるのか。

分かろうとしなくていい。

解決しなくていい。

ただ、

今を知ろうとする。

それだけで、

関係は少し息がしやすくなる。

仲良くする、ではなく

無理に仲良くする必要はない。

夫婦も、社員も。

壊さない。

こじらせない。

感情でぶつけない。

まずは、今を知ろうとする。

それができた先に、

関係は自然と、続いていくのだと思う。