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636/1000 祖父たちが生きた、戦争が当たり前の世界 

636/1000 祖父たちが生きた、戦争が当たり前の世界 

昨日はお盆でお墓参りを済ませ、夕食の席で母や妻と話をしているうちに、自然と「戦争」の話題になった。

私の祖父は通信兵で、子どもの頃によくモールス信号の打ち方を教えてもらった記憶がある。妻の祖父は整備兵で、躾にはとても厳しかったそうだ。母方の祖父は衛生兵で、母が子どもの頃にはペニシリンの注射をお尻に打たれたこともあったという。

それぞれの祖父が、戦場でどんな思いを抱えていたのか、私には想像もつかない。ただ一つ分かるのは、戦争が生活と地続きのものだったということだ。どの家庭でも、男たちは皆、戦地へと赴いていたのだ。父方、母方の祖父の兄弟たちも例外ではなく、帰らぬ人となった。

いま食卓でその話をしている自分にとっては、戦争は遠い過去の出来事に思える。

それでも「皆が行っていた」という事実を前にすると、戦争に行くのが当たり前の世界があったことに、驚かされる。

お盆のひととき、祖父たちの話を通して、もう会うことのできない人々に想いを馳せる。語り継がれる断片から、歴史は今も静かに生きているのだと感じた。