美しい所作、子供たちにも身につけて欲しいな〜と思います。しかし、私(親)自身が出来ていない事はやはり子供達もしない・出来ない。そうなんです。しかし、自分は出来ていないのに子供達には口うるさく言ってしまいがち。
私の場合、肘を付いてご飯を食べていた時期があって、子供達が肘を付いて食べるものだからもしかしたらと思ったら、自分が同じような食べ方をしていました。そこから私は直したのですが、子供達はまだやっていますね。
当然悪い所ばかりではなく、良い所も真似する訳で、親っていう存在の大きさを感じます。
こんな話を伺いました。新入社員のA君は、ベテラン社員さんの送別会を担当する事となりました。当日、暑かった事もあってジョッキビールで乾杯しよう!と上司が言い、ホールスタッフと共に大慌てでA君はジョッキにビールを注ぎます。最初の一杯は主賓に、そして出席者に次々ジョッキを届け、最後にA君の席にもジョッキが運ばれました。「それでは乾杯しよう!」というタイミングA君は「ちょっと待って下さい」と席を立ち、主賓のジョッキと注がれたばかりの自分のジョッキを交換したのです。
この主賓への心遣いが素晴らしすぎる対応を、A君は極めてスマートに行ったのですが、そのことについてA君に尋ねると、実家がお寺で法要などで母がいつもこのような行動を取っていたのだと言います。そう、A君にとってその行動は当たり前なことだったのです。
親の背中を見て子は育つ、本当の躾とはしっかりその背中を見せてあげる事。子育ての本質を垣間見たエピソードでした。本日はこどもの日、同時に親の背中の点検日なのかも知れませんね。