妻からプレゼントされたのは、本屋で平積みされていたマナー本でした。そこにどんなメッセージが込められているのかは計り知れませんが、鋭意熟読中です。特に諏内えみ氏の本では、(例えば「部下が断りやすく誘う」などの事例を見ると)所謂【おじさん】の良かれと思って、自分の正義・マイルールがいかに世の中に害を及ぼして来たのかが伺えます。
所作というのはスキル・知識・テクニックであり、形としてのゴールであると思います。だから、形を知っていることはもちろんなのですが、スタートには相手に対しての敬意や理解、慮りなどの心がなくてはならないのだなと改めて感じました。
そういった意味で【おじさん】化してしまうというのは、そのスタートもゴールも無く、これまでこうしていた・きたというものに則して行動してしまう害なのかもしれません。そこには全てのハラスメントが含まれます。そんなハンラスメント地雷群を踏むことなく、スマートにかっこいい【おじさん】になりたいと願うばかりです。
そしてもう一つ感じたのは、その所作を生み出す環境です。心も行動もスマートな人がどんな環境から会社に来るのか、どんな環境で仕事をしているのか、本の中では特に語られていないようですが、私たちお片付けを生業にしている者にとっては、そこも大切にして頂きたい所だと切に感じます。