ギブソンと言えば、多くのレジェンドミュージシャンから現代のプレーヤーまで誰もが憧れるアメリカのギターブランドです。
なぜこれほどもでに人気なのか、音が特別に良いのか、作りが特別に良いのか、まあ人それぞれその価値を見出す所は違うと思います。実は私も今年、念願かなって一本購入することが出来ました!。このギブソンのギターについて、音色とか弾きやすさとかデザインとか木目とか、色々と気に入っている所は多いのですが、最も気に入っている所は「香り」です。
この香り、他のギターブランドではしないと言う事なので、その元は何なんだろうとネット上で色々と調べてみました。すると、ギターケースの香りが移ったのだと言う人、指板(弦を押さえる所)に使用されるローズウッド(紫檀)の香りであると言う人、ボディーとネックを接着する為に用いられるニカワだと言う人と様々であり、メーカーからのオフィシャルなコメントは一つもありませんでした。
消臭マイスターである私の見解としては、指板のローズウッドからの香りではないか?と推察する所です(ただ指板にはエボニー(黒檀)のモデルもあり、ローズウッドはどのブランドでも使用されている木材、言い切るのは難しいのですが…)。
香り・匂い・臭い・ニオイ。人間の鼻はかなりいい加減で、もちろん数値化も難しい。だから、消臭作業などでもお客様の求める状態を共有するのがとっても難しいのです。
だから、機械による分析(ガスクロマトグラフ質量分析計)お勧めすることがあります。この装置で分析する事で、臭いの原因物質とその量を明確にし、有効な消臭対策を見つけることが出来ます。
しかしこの分析に係る費用が高い、1回なんと12万円(税別)。しかし、臭いと本気で向き合うのなら、ガスクロマトグラフ質量分析が最も有効です。(アンかーズでも承っております。)
と言う事で、ギブソンの香りの謎を解明するにはガスクロマトグラフ質量分析、トライしてみても良いかも。