人生を変えた一冊って誰しもあるのではないかと思います。私にとっては、やましたひでこ著『新・片づけ術 断捨離』でした。出会ったのは東日本大震災前の2010年、先輩から「ダンシャリって本、読んだか!?」と聞かれたのがきっかけでした。
ゴミ屋の息子として、毎日毎日捨てられるモノを相手にうんざりしていた私に、そうだったのか!これだなんだ!こういう考え方があるのだ!と訓えてくれた書籍です。読んだ後、もう嬉しくて嬉しくて、たくさん購入していろんな人に配って歩いてました。自分の本みたいに。
その後の震災、新しい価値観を求めていた日本人にとって、断捨離の考えは最高にフィットして行ったと思います。
地方紙 荘内日報に私の一冊というコラムがあります。そこで私は、この断捨離を挙げ寄稿させて頂いたことがありました。もう随分前の話です。現在その原稿が、多くの方の私の一冊とともに、鶴岡市立図書館のロビーで紹介されています。
あれから10年、未だモノは多量に溢れ、もっともっと新しいモノを欲しがる私たち。そんな世界で、もっとモノを大事にしたい!この想いを形にして行くのがアンカーズの新たなビジョンなのだと最近感じます。
アンカーズのこれからの10年にどうぞご期待ください。