人生100年時代、日本で2007年に生まれた子供の半分は107年以上生きることが予想されている。きっと私も100歳以上生きる。ぼんやりとそんな事を考えるが、データは明確に示しているのだ。リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著 LIFE SHIFT 【100年時代の人生の戦略】最近気になって読んでみた。
なんとなく、100年生きるという事に対して手放しでは喜べない、と感じている方がほとんどだと思う。私もそうだし、妻とそんな話をすることもある。しかしこの本は、「長寿化を厄災ではなく恩恵にするために、どの様に人生を築くべきか」をテーマに記されている。恩恵を受けるために、戦略が必要なのだ。
私は、三世代同居の家で育ったので、祖父・祖母の人生、父・母の人生をずっと見て来たし、私もそうなるのだなと感じてきた。父と私の年齢差と私と息子の年齢差が同じなので、私と父の関係を、私と息子の関係と置き換えて考える事も多い。これまでの【普通】だった、教育⇒仕事⇒引退という3ステージのロールモデル(生き方のお手本となる人物)はあまり役に立たなくなって行く。
人生100年は87万6000時間なのだそうだ。100年の恩恵を受けるために、今からの戦略が必要だ。