最も難易度の高い、【母と始める実家のお片づけ】さあどう進める?昨日のpart1でも述べた様に、片っ端から気が付いた事を並べたてた所で、後味悪く価値観の違いを確認し合うだけでしょう。
そこで大切なのが、繰り返しお伝えして参りましたが、【観察と傾聴】です。これが他人の家の片づけだと、難なくできるのですが、身内となると「なんで分ってくれないんだろう!」なんてイライラが募ったり…難しいんです。
そうなる前に、アンカーズの様なプロに依頼するのも良いと思います。ただ、プロに頼むにしても同意というものが必要になります。
その声のかけ方として、男性が町内会長など上位者のお片づけエピソードが有効だったのに対し、女性は、親戚の○○さんというような身近な人で且つ境遇の近い方のお片づけエピソードがとても効果的です。
私の実家の場合、リフォームの計画があったのですが、図面を見せてもらった所、寝室とトイレがとても遠く、見た目を重視した作りで検討されておりました。私が、これだときっと不便になるよと何度いっても聴く耳を持たない母だったのですが、叔母が車イス生活になって、寝室とトイレの遠さを嘆いていることを話した所、考え直し、トイレと寝室が近い私の案を採用してくれたのです。
女性は【境遇の近い身近な人】の口コミや行動に共感し易い傾向があるようです。お片づけでも、同様の事が言えるでしょう。上手に巻き込んで行くために、男性・女性でアプローチを変えてみるというのも、大切ですね。