私は、家事もしっかりこなす良きお父さんと思われているようです。あるいは、「旦那さんが整理収納アドバイザーだったら、奥さんプレッシャーだね」などとも言われます。しかし、たまにの風呂掃除とゴミ出し、あとはアイロンがけ、これしかやっていません。
妻も働いており、私が何にもしない事に対して不満もあるようですが、なんとかやっております。以前の私は、部屋のインテリアなど細部までこだわり、選び抜いて整理をしまくっていました。そしていつしかすべてを自分の思い通りにしたくなり、自己満足の鬼になっていました。
そうなると、自分も家族も疲れ果て、理想とはかけ離れた現実になって行きます。ある時妻から、「そんなに思い通りにしたかったら、独りで住んだら」と言われた事があります。その言葉で、やっと自分がどれほど無茶を言い、自分の我儘を押し付けていたのかに気が付きました。
その後、「家庭の主役は妻」とし、妻がやりやすい動線、収納グッズ、レイアウトを考え、リフォームをし、現在に至ります。結果として、他者が入り込めないほどプロ化した家事空間となり、私がやると仕事を増やすということで、100%サポートに徹しています。
これは今から10年ほど前の話なのですが、なぜあれほど見た目にこだわっていたのかと思います。きっと自分にとことん自信が持てなかったのでしょうね。
写真は現在の私の勉強部屋(洗濯物干し場)おしゃれ感は微塵もありませんが、愛犬も付き合ってくれ、幸せな気分です。