先日こんな会話を耳にしました。「急に経理事務が退職することになって…困った。」「それは社長が交代するより、一大事だな~」笑えませんが頷けました。これは仕事が属人化していることで、会社が回らなくなるというお話の一端。
私は昨年【オフィスの効率化ファイリング(写真)】の著者、長野ゆか氏より、オフィスファイリングの基礎を学び、ファイリングシステムやバーチカルファイリングの重要性を知りました。
そこで、長野氏から教えていただいたのが、「ファイル1冊でも資産」という言葉。この視点で書類と向きあった時、「書類は個人の所有物ではない」と気が付きました。
仕事と書類は一対であり、書類を個人の所有物として個人が管理した場合、担当者がいなければ仕事(会社)は回らなくなる。経理事務が辞めると一大事とは、正にこのことです。
ファイリングシステムとは、書類を個人所有から会社所有にしてゆく仕組みづくり。コロナ禍・テレワーク、言わずともその重要性はご理解いただけると思います。
その中で、極めて重要なのは(会社ぐるみで)どう始めるか。この本のテーマの一つにもなっており、読みどころです。私の取り組みも紹介して頂いております。発売されたばかり、ぜひ読んで頂きたい!