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563/1000 薪は貸すな、の教え 

563/1000 薪は貸すな、の教え 

今日は、薪ストーブ用の薪作り第一弾。

山で切り出した木を、トラックに積んで家まで運びました。

汗だくにはなりますが、これはもう毎年の風物詩のようなものです。


この地域には、昔からこんな言葉が残っています。


「醤油や味噌は貸すが、薪は貸すな。」

はじめて聞いたときは、なんだかケチな話に聞こえました。

でも、薪というのは今日明日で準備できるものではありません。

切って、割って、乾燥させて…実際に使えるのは数年後です。


つまり薪は、“時間をかけて整える暮らし”の象徴なのです。

だからこそ、それぞれがきちんと用意しておくことが当たり前だった。

人に頼る前に、まず自分の冬を守る。それが“暮らしの礼儀”だったのでしょう。


今日積んだ薪が活躍するのはおそらく3年後の冬。

今、まだ見ぬ寒い朝を思い浮かべながら、汗をかく。

これは未来の自分と家族への、ちょっとした贈り物なのかもしれません。


備えるということ。

それは、誰かに頼らなくてもよいという、ささやかだけど誇らしい暮らしの形。


春の山仕事の先には、

ストーブの火に照らされた穏やかな時間が、きっと待っています。