ある記事を読んで、動物商という仕事がある事を知りました。これは、動物園で展示される動物の取引や輸入・輸出、国内外への動物の輸送に携わるお仕事という事で、かなり珍しい仕事ではないかと感じました。
この仕事を数十年続けているという方のインタビュー記事だったのですが、その方は輸送中必ず動物と一緒に移動するという事を心がけていて、船での輸送であれば2ヶ月弱の船旅を動物たちを一緒にすることもあるのだそうです。その他、動物の取引に関わる法律は各国ごとに違い改正もされる、為替でマイナスの売上になってしまったり、途中で亡くなってしまう動物もいる。これは多分損得だけではできない仕事なのだと思うのですが、動物を元気に次の動物園に納めるという一番大事なことの為に、できることを全てやって行くというプロフェッショナルな姿勢に大きな感動を頂きました。
私たちの仕事も一つひとつが大切な仕事なのだけれど、やはり利益・コスパ・より多くの仕事を求めようとする欲というもので、つい自分を動かせてしまうことがあります。
会社の利益とか、成功というような浅はかな考え・欲に惑わされることなく、一頭一頭の動物に寄り添うごとく、一つひとつの仕事に寄り添うことが一番大切なんだな〜と改めて教えられたように思いました。