本日は消臭作業に行って来ました。消臭なんていう仕事は10年ほど前にはあんまり無くて、あってもどうやって消臭すれば良いのかさっぱりわからず、どの会社でも苦労してその技術を習得してきたと思います。
当初は物理的にどうやって臭いを消すかということに注目して、薬剤に加えオゾン脱臭装置を購入し試行錯誤を繰り返して来ました。オゾンは確かに効きます。しかし完璧ではない。それで昨年よりコーティングの技術を身につけ磨きをかけてきました。
今私たちが行って消臭は、①掃除で汚れを落とす。②オゾンを用いて物理的に臭いを取り除く③コーティングによって落としきれなかった臭いを封じ込めるという方法です。
それで一番大切なのは、①の掃除なんです。10年以上消臭をやってきてオゾンとかコーティングという新技術に目を奪われがちだったのですが、地味で一番根気のいる掃除という作業。これの出来でその後の消臭が決まると言っても良いでしょう。
魔法の様に臭いが取れる何かというものがあるのではないかと様々見て来ましたが、どれだけ汚れを取り切れるのかというのが実は消臭の肝。そんなことを今回の現場でも思い知らされました。