整理・片付けをやっていると、頭がこんがらがって来る。こんがらがるのは、自分のモノと向き合っている時だ。他人のモノはサクサクできる。これは、片づけの達人クラスでもそうだと思う。ではなぜ、こんがらがるのか?それは、モノには思い出がペタッと張り付いているから。その張り付いた思い出シールは自分にしか見えない物。このシールが邪魔をする。世の中の整理術のほとんどはこのシールの剥がし方の解説だ。僕らは、日々整理の仕事で依頼者のお悩みを伺っている。「ほらそこにシールが貼ってあるよ」依頼者のお話からシールが顕在化し、こちらには見えてくる。そしてそのシールにはしっかり、名前が書いてある。でもこちらがその名前を口にするわけにはいかない。
ご依頼者が自身で導き出すから、価値があるのだ。それを引き出すワードを教わった。「それは誰の思い出ですか?」この問はこんがらがった状況からフッと我に返らせる”いぶし銀フレーズ”。
そうかこれは父に対する私の思い出、だから私が大切に保管しよう。そんな考えにストンと導いてくれる。
モノに張り付いた思い出シールの剥がし方を講座の中でお伝えしています!もしよかったら来てください。