訳あって12年前から数年担当していた営業業務を受け持つ事になりました。現場の仕事・営業の仕事、社長となって5年目、そこから少し離れていましたので、これは良い機会なのではないかと感じています。
私たちの仕事は、100%地域密着型。その地域を隈なく周り、お話をし、お客様の実情を肌で感じて来ました。12年が経ちその状況がどの様に変化しているのだろう、あの人は元気か、ちょっと緊張もしますが、何か良いアイデアが降って来るのではないか、そんな期待もあります。
アンカーズ立ち上げのきっかけも、お片づけが出来ず、頭を抱えるおばあちゃんの姿を目の当たりにしたから。きっと机の上からは生まれて来なかったアイディアだったと思います。
多すぎるモノを抱えて暮らすと言うことは、本当に辛いことです。そしてモノを捨てる事も本当に辛い事です。モノの不足していた時代を知るシニア世代にとっては尚の事でしょう。更に、思い出も詰まっています。その思い出を捨てると言うこと、それは身を削られるに等しい思いです。
アンカーズを立ち上げた直後に出会った、亡き夫が作家さんだったと言う女性。彼女から、どうしても貰ってもらいたいと頂いた、皮の大きな名刺収納ケースがあります。『夫は毎年賀詞交換会にたくさん人が来るもんだから、この大きな名刺入れを持っていって…』そんな昔話をたくさん伺った事がありました。その方は千葉の娘さんのところで暮らすのだと言っていましたが、元気にしているのだろうか…。ふとそんな事を思い出しました。
たくさんの方等との出会い、たくさんのストーリー、これがアンカーズの財産ではないかと改めて感じます。
と言うことで、案内チラシ5,000枚の印刷を完了させたところです。お片づけ・ゴミ処理・買取、鋭意受付中のアンカーズ!