昨日まで、お父さんをどうやってお片づけに巻き込むのか、という事についてお話させて頂きました。では、お母さんはどうか。私の母親は、お片づけの知識はたくさんお持ちの団塊の世代です。しかし、行動が伴わず、未だ多量のモノに囲まれ暮らしております(私とは別宅)。定期購読している雑誌【ゆうゆう】には我らが整理収納アドバイザーの先生方が多数ご出演なのですが、整理収納アドバイザーの息子(私)にアドバイスを求める事はありません。きっと、この家を数十年と守って来たという自負があるのでしょう。息子からああだこうだと指導されるというのは面白くない様子です(私も無関心を装っております)。
そんな、母親をどうやってお片づけに巻き込むのか。私の母もそうですが、やはり出来ていない事を指摘されたりすると、とても辛いのだと思います。まずは出来ている事を褒める。褒める為には、【現状の把握や相手の話を聴く】ということを始める必要があるでしょう。(場当たり的な指摘だと言い争いになるだけ。まずはしっかり観察して相手の話に耳を傾ける。)
ただ、同じ母でも、実の母と義理の母では心に浮かんでくる感情は違います。実は、血縁ならではの甘えが無く客観的な判断ができる義理の実家の方がスムーズに片づけが進むということが分かっております(経験による主観です。)。それに比べて難しいのが、親子のウエットな関係性がどうしても出てしまう・しかも自身の思い出も詰まっているという【母と行う実家のお片づけ】なんです。part2に続く