酒田の実家を離れて30年以上が経過、実家までは700㎞以上離れています。母が施設に入ってからは空家となっていた実家ですが、母の三回忌を終え、妹と相談して家財整理をすることにしました。しかし、どの業者に依頼して良いのか分からず、方々に電話をして見積もりをしてもらいました。見積時の対応や価格的にも良いと判断しアンカーズさんにしたのですが、初めから、アンカーズにしておけば何度も酒田に足を運ばなくても済んだのにと悔やまれます。
私の希望で、作業中はずっと立ち合わせていただきました。その間、作業の段取り・速さも目を見張りましたが、一番救われたのは、「実家を片付けてしまうと故郷を無くしてしまったようで寂しい」という気持ちに耳を傾けてくれた事です。忙しい作業の最中において、何かにつけ昔の思い出話になってしまう私にお付き合い頂けたことで、なにか心のわだかまりのようなモノが消え、気持ちよく作業を見守ることができました。
聞けばモノと人との関わりを理論化した整理収納アドバイザーBAVという資格をすべてのスタッフが取得との事。納得でした。
お片付けのプロ集団 アンカーズ 担当小林からひとこと
この度は、アンカーズをお選び頂きありがとうございます。家財整理はライフイベントであり、一生で何度も経験することはありません。その中で、ご縁を頂けた事に心から感謝いたします。
I様の様に3日間の作業中ずっと立ち会ってくださるお客様は少ないので、スタッフも少々緊張気味でした。その間ホテル住まいをされて見守って頂けたことは、やはり故郷に対する想いが強い方なのだと感じています。
「もう帰ってくる理由がないな」と寂しげにおっしゃっておりましたが、懐かしい車雑誌を見つけて高校の時代の思い出を熱く語って下さりました。故郷の形は変わっても、当時の思い出はいつでも蘇らせることができるのだと思います。
故郷を離れても、故郷酒田はずっとここに在ります。どうぞ何かで思い出した時。またあの愛車と共に遊びにいらしてください。